こんにちは、ゆうゆです。

無題


小説「安楽死特区」を読みました。





著者の長尾和弘さんは医学博士でクリニックの院長もされている方なのだそうで、この本の他にも「平穏死10の条件」や「痛くない死に方」「薬のやめどき」など、小説以外の本の執筆が多数ある方です。







ワタシはこの方のことは全く知らなかったのですが、なにかの書評で気になったこの本を読んでみたのですが・・・


すごい面白かったです。


面白いというとテーマ的に語弊があるんだけど、この人天才と思うほど物語の展開が意外で面白い


タラタラ読み進めるだけの内容でないので、のめりこんで一気に読み終えてしまいました。


簡単に内容を説明すると、この本が出版されたのは2019年なのですが、物語の舞台は2020年の東京オリンピックが終わった2024年の東京です。


この本を執筆されていたときは、誰もが東京オリンピックがコロナウイルスの影響で延期になるなんて想像もしなかったのでしょう。

この本の中では東京オリンピックは2020年に開催済みである設定です。


その時点で、誰もが想像しえないことは起こり得て、先のことなんてどうなるかわからないんだなと思いました。


数人の登場人物がリレー形式で物語を紡いでいくのですが、後半登場人物たちが交わっていく展開がとてもスリリングで面白かったのです。


詳しい内容は是非実際に読んでいただきたいので書きませんが、ワタシ的にはここ数年読んだ本の中でいちばん面白かったです

オススメです



この方の原作の「痛くない死に方」が映画化されて、今月公開になるようですね。

主演は柄本佑さん、人はどう死ぬべきか?がテーマの映画のようです。


itakunai


このようなテーマの本や映画には夫の死の後ということもあってか、自然と興味を持つのですが、多分この映画に関してはまだちょっと見れる心境にはいたっていません。


今回読んだ「安楽死特区」も辛くなる内容かな?とちょっと怖くもあったのですが、この本に関してはフィクションとして読めたのでよかったと思います。

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